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難しい離婚裁判の現実

日本人でも簡単に結婚することができて、離婚もできると考えている人は、とても安易な捉え方だと言えます。実際には結婚すると経済的なことも協力して、お互いが支え合うことが必要ですし、離婚したい場合でもさまざまな義務も生じますから、感情だけで決めることは困難です。離婚裁判になるパターンとしては、モラハラや浮気、価値観の違いなどがありますが、経済的な破綻や子どもの養育の放棄なども考えられます。いつまでも若い頃のわるいクセが直らなかったり、何らかの持病によってパートナーとの関係を維持することが困難な場合でも、離婚裁判になることがあります。結婚で大切なことのひとつに、パートナーとのバランスがありますが、同じような境遇でも離婚するかどうかは当事者の感じ方によりますから、他人が判断することは困難です。離婚裁判に踏みきることで、ことの重大さが分かる場合もありますが、身内や関係者はそれに対して冷静に対応することも必要です。

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